サクション式サンドブラスト装置
サクション式サンドブラスト装置は図に示すようにサクション式サンドブラストノズル内の高圧エアーを吹き出すエアージェットノズルからノズルチップに向け高圧エアーが噴射され、その時に発生するエゼクター現象による吸引力によりサンドブラストノズル内にブラストホースを介して研磨材をノズル内に吸い込み、ノズルチップより研磨材を噴射する。
エアージェットノズルの口径に対してノズルチップの口径が小さくなるサクション式サンドブラストノズル内の圧力が高くなり、吸引力が減り研磨材を吸い込めなくなるため、ノズルチップの口径は一般的にエアージェットノズルの口径の2倍になっている。
エアージェットノズルから噴射された高圧エアーは周りの空気を取り込みながらノズルチップに入り、研磨材と共に噴射されるため、ノズルチップから噴射された研磨材は拡散する傾向にあるが、ノズルチップが摩耗してノズルチップの口径が大きくなるとさらに噴射された研磨材は拡散し切削能力が下がっていく傾向にある。
ノズルチップの材質としては摩耗しにくいようにアルミナかボロンカーバイトが使用されている。
サクション式サンドブラスト装置は構造が簡単であり、このサクション式のサンドブラスト装置が最も一般的に使用されている。
